日本文学 珠玉の小品集 : 目次(もくじ)

<1> ごんぎつね  ・・・・・・  (作) 新美南吉  (絵)築地葵 (朗読)K

          A Fox Called "Gon"  by Namkichi Niimi (1932), Illustration by Aoi Tsukiji

    ・プロローグ・本文()()()()()()・エピローグ 

<2> 蜘蛛の糸  ・・・・・・・ (作) 芥川龍之介 (絵)井上直  (朗読)市村徹

         The Spider's Thread by Ryunosuke Akutagawa(1918), Illustration by Nao Inoue

         ・プロローグ・本文()()()・エピローグ

<3> 稲むらの火・・・・(原作)小泉八雲 (再話)中井常蔵

       "The Fire of Rice Sheaves" translated and retold by Tsunezo Nakai(1934)         

               The Original Work: "A Living God" by Lafcadio Hern(1897)       

        ・本文 Text by Tsunezo  Nakai

        ・英語注付本文 Text with English Notes

        ・解説 Commentary and Notes

<4> 夏目漱石先生の追憶・・・(作) 寺田寅彦  (絵)築地葵 (朗読)市村徹
       Memories of Professor Soseki Natsume
             ・ プロローグ ・本文  (一 )出会い The First Meeting

                     (二)俳句    Haiku

                     (三)身なり  His Fashion

                     (四)教室で At the Class Room

                     (五)科学の話など Science Talk

                     (六)晩年    In his Last Years

                     (七)別れ    Farewell

<5> 一房の葡萄・・・(作)武者小路実篤 (絵)築地葵 (朗読)市村徹

<6>南京の基督・・・(作)芥川龍之介 (絵)築地葵 (朗読)市村徹

<7>セロ弾きのゴーシュ・・・(作)宮沢賢治 (絵)築地葵 (朗読)K

<8>桜桃・・・・(作)太宰治 (絵)築地葵 (朗読)市村徹

<9>雪女・・・(作)小泉八雲 (絵)井上直 (朗読)大森裕子

<10>耳無芳一の話・・・・(作)小泉八雲 (絵)井上直 (朗読)市村徹

<11>姨捨山・・・(作)楠山正雄 (絵)築地葵 (朗読)大森裕子

<12>姨捨・・・・・(作)堀辰雄 (朗読)大森裕子

<13>桜の樹の下には・・・(作)梶井基次郎  (朗読)市村徹

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夏目漱石先生の追憶(七)

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(夏目漱石の墓 Wikipediaより)

別れ・・・とうとう敬愛する漱石先生と永遠にお別れする時がやってきました。

寺田寅彦の慟哭が聞こえてくるようなこの一節は、私たちの心を打ちます。


大切なことを教えてくださった漱石先生。

心の支えだった漱石先生。

命を縮めるぐらいなら、大文豪になどならなければよかったのに・・・・

しかし、後世の読者である私たちの胸には、

いつまでも、いつまでも、

水島寒月(=寺田寅彦)を始め、ユニークで優秀な弟子たちをぞろぞろ引き連れて

東京の街を歩く苦沙弥(くしゃみ)先生(=夏目漱石)のイメージが生き続けているのです。






<p><p><p>夏目先生・別れ</p></p></p>

別れ> 
95. 臨終には間に合わずわざわざ飛んで来てくれたK最後しらせに、人力にゆられて早稲田まで行った。 
96. その途中で、前面にはまったセルロイド窓越しに見る街路明かりが、妙にぼやけた見え、それが不思議に物狂わしくおどり狂うように思われたのであった。 
97. 先生からはいろいろのものを教えられた。 
98. 俳句技巧教わったというだけではなくて、自然の美しさを自分自身の発見することを教わった。 
99. 同じようにまた、人間心の中真なるものとなるものとを見分けそうして真なるものを愛しなるものを憎むべき教えられた。 
100. しかし自分のにいる極端なエゴイスト言わせれば、自分にとって先生俳句うまかろうが、まずかろうが、英文学通じていようがいまいが、そんなはどうでもよかった。 
101. いわんや先生文豪になろうがなるまいが、そんなことは問題にも何もならなかった。 
102. むしろ先生いつまでも名もないただの学校先生であってくれたほうがよかったではないかというような気がするくらいである。 
103. 先生大家にならなかった少なくもっと長生きをされたであろうという気がするである。 
104. いろいろ不幸のために重くなったときに、先生会ってしている重荷いつのまにか軽くなっていた。 
105. 不平煩悶のために暗くなった先生相対していると、そういう黒雲きれい吹き払われ新しい気分自分の仕事全力注ぐことができた。 
106. 先生というもの存在そのもの心の糧となり医薬となるのであった。 
107. こういう不思議な影響先生中のどういうところから流れ出すのであったか、それを分析しうるほどに先生客観する問題であり、またしようとは思わない。(後略) 
 
 

帰朝して from 帰朝 【きちょう】
(n,vs) returning from abroad; coming back to one's country (Japan);

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